「前を見つめる人には常に新しい地平線が見える 」ヘレンケラー

3月31日から4月1日、そして週のはじめの月曜日。
新しい年度になりました。
新しい年度とは言っても、1日しか違わない。
正月同様に1日違いで大晦日とお正月。
1週間違いでクリスマスと大晦日。
1日は1日で1週間は1週間であって、普段の1日や1週間と時間的には違いがない。
それでも、雰囲気はガラリと変わる。

昨日とは全く違う今日となる。
しかも、今日は新元号「令和」と発表。
もっと昨日とは違ってくる。
今年度は、特別なスタートの年度となったように思います。

私たち法人にとっても実は新しいスタートの4月となります。
今までは、微調整で何とか乗り切っていた組織づくりでしたが、今回は調整から変化へ。

題して、宅老所もくれん3.0
最初に始めたときは、宅老所もくれん1.0
その後、1.2〜1.7とバージョンを上げながら施設長の交代で2.0へと変化。
15周年を一区切りに、今年度は3.0へとバージョンを上げていくことになる。

ver3.0は、見た目もちょっと違う。
スタッフ一人ひとり、より専門性を強化、発揮していくこととなり、より個性が輝く態勢になってくこととなる。(はず…。)
また、新しいメンバーを迎え、さらに個性が際立つこととなる。(予想)

ver3.0は、ひとり一人が今まで以上に輝くことを目標に起動していくことになるのです。

スタッフメンバーだけではない。
今まで、法人の活動と宅老所もくれんもはそれぞれの立場でリンクしながら動いてきました。
法人活動は、社会教育の場であり、理想を掲げる場。

宅老所もくれんは、実践の場であり、理想を現実に…の場として…。

ver3.0は、法人の活動も実践の宅老所もより地域を視野に入れた活動へと変化させていきたいと思っている。
とはいえ、地域をどう作っていくのか?という動きではなく、地域の中で私たちの役割を果たそうという考え方。
あくまでも、私たちは、地域の中のひとつの歯車としての自覚の中で活動していきたいと考えるのです。
もちろん、法人のある拠点の地域以外も、どんどん地域づくりのお手伝いに上がりますので、お声かけくださると幸いです。

そして私自身、ver3.0は、もう少しグローバルな視点で動こうと思っています。
国連が提唱する「SDGs」の考えを取り入れた活動へと進めていきたいと考えています。
「SDGs」については、昨年もつぶやきで触れているので、ここではUNDPのHPから引用した説明にとどめます。
「SDGs」国連の持続可能性な開発目標。通称global goalsは、貧困に終止符を打ち、地球を保護し。すべての人が平和と豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動を呼びかけています。(UNDPのHPより引用)

「SDGs」の17項目ある目標の3項目目「すべての人に健康と福祉を」の大きな目標にはとても、私たちには追いつけず、また関係がかなり遠い内容に思われますが、私自身、このSDGsの目標に則り、私の立場で「すべての人に健康と福祉を」という目標に向かって普遍的な行動を起こしたいと考えています。

私たちはできることは何か。
そして、私たちがしなければならないことは何か。
それを考え続けていきたいです。

ノーベル医学生理学賞を受けた山中伸弥教授が「研究を進めると、自然は思ってもいなかった新しい問題を問い掛けてくる。答えるとまた問題が現れるので、それに答えたい」と語っていた。
人生は戦いを避けた瞬間から後退が始まるという。

私自身は弱い人間。
戦いに挑み続けようと理想を掲げるが、数日で挫けてしまう。
だからこそ、共に歩む仲間の存在が大きい。

宅老所もくれんは、ver3.0となった。
個性豊かな仲間が新たに加わり、個々の個性が豊か故にチームとしての機能は増大。
こころ強い共に歩む仲間の連帯が望めそうな気がするのです。

「歩む」とは、止まるが少ないと書くみたい。
止まらないのではなくて少ないのです。
時々止まって、想いを諦めずに抱えて歩み続ける。
歩み続けるとは、諦めない自分が基本なのだろう。

諦めず、挑む心意気があれば、必ず局面は変えられる。
そんな、希望の新年度の始まりなのです。